Di Mauro Oval Hole 1930年代製 Hold

ビンテージセルマーに対抗出来うる当時のブランドの中で、このDi Mauroは最も古くからフランスで工房を構え、多くの楽器を生産していた工房です。マカフェリスタイルのボディにFホールを配した独自のモデルが有名ですが、このオーバルモデルはそのFホールが生産される以前に作られたと思われる個体で、ヘッド裏には当時の販売店名"Masion du Jazz"の焼印が押され、戦前フランスで隆盛を極めたジャズ音楽の面影が偲ばれる一本。
今から15年ほど前に当店がアメリカから買い付けて来たギターで、見た目には塗装が剥がれ木地の露出している箇所も多く、決して綺麗な楽器ではありませんが、過去に当店にてフレット交換やネック調整を行い、ブリッジはDupont製に交換。全体的な演奏性やサウンドは初めて日本に入荷した当初よりもかなり向上しています。
また、テールピースはBusato製、ペグはなんと超貴重なオリジナルセルマーの純正品がシンストールされ、奇跡的に当時のフランスを代表するギターメーカー3社のパーツが一本のギターに集結するというお宝度満点のギターです。
重量わずか1.65kg。当時ノセルマーレプリカとはいえ、軽く弾いても結構なボリュームとビンテージ特有の深みがあり、オリジナルのセルマーを弾いた感じに非常に近いキャラクターを持っています。ハードケースもまるで当時にタイムスリップしたかのような良い雰囲気を持ったまさに一生モノの一本。


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