Odashima Guitars Hopper 15 Cutaway 2013年製 Hold

アメリカ人ビルダーTom Ribbeckeの元で修行を積み、2006年に北海道和寒町に工房を構え、その後彼の地元である岩手県遠野に工房を移しアコースティックギターを製作していた若きビルダー、小田島尚人氏。作り、仕上げ、音どれをとっても文句なし。さすが仕上げの美しさにこだわるRibbeckの元で修行した経歴の持ち主だけあって丁寧な仕事です。
ただ、残念ながら現在はギター製作を一切行っておらず、新品の供給はこのギターを最後の途絶えています。
今回入荷のHopperは、最初で最後となってしまったカッタウェイモデルでしかもピックアップ付きのフルアコ仕様。
ピックアップはDuncan P-90 Soapbarを装着。ピックアップカバーはローズウッドで自作し、少しでもハウリングを減らすためにボディにタイトに固定しています。また、生鳴りや高音弦の音を太くする為に、Xブレーシングを1弦側にズラして接着しており、アコースティック仕様に勝るとも劣らないまろやかな生鳴りと、ピックアップ付きフルアコのアンプリファイズ時のコントロール性も同時に持ち合わせた、あらゆる場面でこのギターに持つ良さを十分活かせるように設計されています。また、ボディ、ネックの接着剤にはニカワを使っており、彼ならではのこの徹底したこだわりを随所に感じることの出来る一本です。
トップ材には生育条件が北海道の高級材である赤えぞ松とほぼ同じで、国内ではほとんど流通する事のないロシアン・スプルースの単板を、バックにはヨーロピアンメイプル単板をそれぞれ丁寧に削り出し、独特のグラマラスな美しいカーブを描くギターです。
ギター完成から6年が経ったトップは程よく色焼けしており、トップ材にもともとあった傷や小さな節のようなものがありますが、使用感のある傷はほとんどない新品同様のコンディション。これからまだまだ弾き込んで育てていけるギターです。


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